コレステロールを気にする方の食事

肝臓の機能

 

 

コレステロールは、食べ物から摂取するものと思っている人も多いようですが、実は、コレステロールは肝臓で作られるほうが多いのです。1日に必要なコレステロール量の約80%は、肝臓をはじめ体内で作られており、それに対して食物から摂取するコレステロールは約20%なのです。

 

 

実は、食べ物から摂取するコレステロールによって病気になる人は日本ではほとんどいないそうです。健康な人であれば、体内で血中コレステロール値を調節する機能が正常に働くため、食べ物から摂取するコレステロールの量をそれほど気にすることはないのです。

 

 

それよりも大切なことは、肝臓が健全に機能するような生活習慣を作ることです。コレステロールを正常に処理するには、肝臓の機能が強くなければいけません。肝臓の機能が弱くなってしまうと、コレステロールは正常に処理できなくなり、血液中に溜まりだしてしまいます。そして、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こす原因となってしまうのです。

 

タウリンを含む食品は、肝臓の機能を強くするのに効果的な食品です。カキやイカ、ホタテなどの魚介類には、このタウリンが多く含まれています。魚介類の食事を多くとることで、肝臓の機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高めることができるようになるのです。また、悪玉コレステロールを下げる食事として、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)の多い食事をとることもお勧めします。